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◆蔵元コメント
鑑評会で通用するような純米大吟醸を!
鑑評会といえば全国新酒鑑評会。日本全国の酒蔵から蔵の技術を集結させた出品酒が並びます。その数818点(令和4年度)。各地各蔵が金賞を穫るために毎年毎年研究を重ねてきた出品酒です。
土田酒造では、精米歩合60%の群馬県産飯米あさひの夢、きょうかい701号酵母、生もと造りという縛りをつけての出品酒造りをしております。
星野杜氏が出品酒を造る際、受賞を狙うならば
”土田らしさを消す”ことがポイントだと言います。
土田らしさ=味が濃厚(アミノ酸度が高い)で酸味が強い、だと思いますが、これだと鑑評会で受賞することはできないでしょう。いかに土田らしさを消し、受賞を狙える純米大吟醸に仕上げるか。
今回の精米歩合35%は、実際に出品することはありませんが、おなじような酒質設計にて挑戦致しました。
土田らしくないようで土田らしい。
やっぱり旨くしたくなっちゃうんです!
出来上がったお酒を試飲しました。シン・ツチダや99のようなイメージの「土田らしさ」はまったくない、クリアで上品な、”よそ行きの土田さん”(笑)です。
土田酒造はこんなお酒も造れるの!?というお酒に仕上がっているかと思います。
しかしながら星野杜氏いわく、これでは受賞はきびしいとのこと。飲んだときの旨さ重視で、甘さをやや抑えにいったそうです。飲んで旨い出品酒。いいじゃありませんか!お酒の味わいは土田らしくありませんが、挑む姿勢は土田らしさ全開です!
美味しい飲み方は、冷蔵庫で冷やしてから少し温度を戻して(10℃程度)からがおすすめです。ブドウや梨などのフルーツとの相性がとても良いです。お酒のフルーティな香りと相まってとても美味しく召し上がれます。白身魚のお刺身も良いですね◎
実際に出品はしない、技術向上のためだけに造る研究醸造です。
(実際の出品は精米歩合60%で挑戦!)
いつもの土田とは一味違ったお酒となっておりますので、ぜひご賞味頂けましたら幸いです。
限定数量:1500本 720mlのみ
◆ましだやコメント
いつもの土田と比べると下記の通りいたって常識的なスペック値にオドロキなこのお酒。飲んでみてもクリアな土田って感じでお上品な印象。奇抜さは抑えめですが、逆に土田ってこういうのもイケるんだっていう面白さを楽しんでいただきたいです。
原材料…米(国産)・米こうじ(国産米)
原料米…群馬県産 あさひの夢
精米歩合…35%
日本酒度…+0.7
酸度…1.6
アミノ酸度…0.8
使用酵母…きょうかい701
アルコール度数…15%(原酒)