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超特撰 純米大吟醸「残響」は、米の芯の味わいをお届け出来るよう醸しています。 冷酒で味わう爽やかな味わいと、常温で感じる旨味の奥深さ。熟成で豹変する秘めた可能性を、大切な人と触れて頂ければ幸いです。
【残響】
■性質
7%精米を意識した場合、山田錦・雄町では心白部が粉々になります。なんとか精米に成功した場合でも、洗米時、すっかりと粉状となり、水切りの時には水に溶けて流失してしまう性質がありました。
■地の利
宮城県酒造好適米である蔵の華は、非常に硬い性質の酒米であり、高度精白に耐えられる性質を持っていました。地元契約栽培で厳格に管理された、特別栽培蔵の華を使用しています。
■最大なる挑戦
米を精米する精米機。あまりに小さい白米は糠と判断して排出されてしまいます。逆に、網目を細かくしすぎれば、目詰まり(故障)の原因となります。特注で細かすぎるほどの網目(約1ミリ)を作成し、目詰まりのないよう、約350時間、徹底的に注意を払いました。
■繊細
あまりに小さすぎる白米は、通常使用している布・網目のシートの目をも通り過ぎてしまいます。全て手作業で特注の網目、布を用意して、ギリギリの判断で原料処理します。1キロの少量試験でも10キロ以上のロスが出ます。細心の注意を払いました。
■表裏一体
洗米では、水分が過剰に失われやすく、保湿に最大の配慮を行いました。砂でも触っているかのような、サラサラとした感触は、今迄体験した事のないような手触りではありますが、想像以上に手間のかかるものでした。
■純白
仕込み後、とても綺麗な純白なもろみに蔵人一同、感動を覚えます。気品あふれるもろみ経過はゆっくりと、安心感のある経過をたどりました。30日以上の経過をたどり、上槽します。
■残響
「究極の食中酒」という意識の上での「究極の精米」そのままの純白な味わいを、心で味わって頂ければ幸いです。
■味わいの特徴と飲み方
若さ・渋さの中に小さなつぼみの可愛い米の味わいが滑り込みます。マスカットやラ・フランスを思わせる上品な香味と共に、清涼感あふれるパイナップルの様な味わいがフワッと口中に広がります。パッと味わいが消えるほどのフィニッシュ。限りなく綺麗な酒質が透明感を演出します。
・原材料…米(国産)、米こうじ(国産米)
・原料米…宮城県産酒造好適米「蔵の華」100%
・精米歩合…7% (350時間)
・日本酒度…±0
・酸度…1.5
・アミノ酸度…0.7
・酵母…自社酵母
・アルコール分…16%