◆蔵元コメント
「菊姫」としては、こういったカテゴリーのお酒はこれまでの思想からは外れた酒質となるため、新しい銘柄にて発表する運びとなりました。商品名は「東籬といえば菊、菊といえば東籬」と言われるほどの有名な陶淵明の漢詩から命名いたしました。「菊姫」という銘柄ではできなかったことをこの銘柄にて表現していきたいと思っております。
光度に精白された佐上を用い、低温でじっくりと発酵させることで、淡麗な味わいと果実様の華やかな香りを引き出す「吟醸」造り。米、米麹、水だけで造られ、米本来の凝縮された旨味を味わい「純米」造り。一見、相容れない2つの製法を組み合わせることにより、吟醸の上質感と純米らしいふくよかな旨味が見事に調和したお酒です。
お客様に日本酒の素晴らしさ・真のおいしさを伝えることが出来る最高の製品です。
◆ましだやコメント
菊姫の新商品でありながら菊姫ではない、新たな銘柄として初めて世に出る「東籬(とうり)」です。同蔵としてはこれまた初となる「純米吟醸」の特定名称がついており、その名に恥じない清冽かつ鮮烈、穏やかで滑らかな飲み心地を表現されています。製品資料には開発のために5年間の試作期間があったとあり、一転して蔵元コメントから読み取れる自信に満ちた堂々たる雰囲気から、この製品の開発にかけた本気度がうかがえます。
原料米 : 兵庫県三木市吉川町 特A地区産山田錦
精米歩合 : 55%
アルコール度数 : 17%