◆蔵元コメント
4月23日、令和6年度熊本国税局酒類鑑評会(以下、鑑評会)の審査結果が発表され、天星酒造からは「呑酔楽」「呑酔楽夢」そして「天星ミチシズク」の3銘柄が優等賞を受賞しました。
熊本国税局管内(熊本、大分、宮崎、鹿児島)の焼酎の出来を競う本鑑評会は入賞のハードルが高く、弊社は昨年「呑酔楽夢」で約20年ぶりに優等賞受賞。そして本年は3銘柄同時受賞という栄誉を頂きました。鑑評会の結果がすべてではないとはいえ、当時の世代交代により弊社の酒質に良い変化が出てきている兆しかと感じております。
この受賞を記念して優等賞入賞3銘柄より「天星ミチシズク」を限定出荷することとなりました。
この度の入賞酒は1月に発売した「天星試験製造酒2024ミチシズク」がベースとなっておりますが、ろ過やブレンド比が異なります。
ミチシズク芋の持つハチミツや紅茶のような香りをふんだんに感じられ、なおかつ白麹製焼酎の爽やかさを余韻に残すその味わいは、多くのお客様に是非お試しいただきたいと考えております。
・ミチシズク芋&黒麹、鹿児島2号酵母
・ミチシズク芋&白麹、鹿児島香り酵母
麹と酵母が異なる2種の原酒はそれぞれに個性的。これらをブレンディンし、ミチシズク芋の持つハチミツ系のコクや紅茶様、香り酵母由来の華やかさを共存させました。今風の華やかさ、昔ながらの芋風味、それらがウマい具合に共存できていると自負しています。
◆ましだやコメント
昨年に引き続き鑑評会で優等賞を受賞しました天星酒造さん。小薗杜氏が実力を活き活きと発揮されているご様子、受賞の結果を聞いただけで伝わってきますね。
原料となるミチシズクは、コロナ禍の裏で密かに、しかし当事者たちにとっては大いに話題となった「基腐病(もとぐされびょう)」に抵抗性のある品種として普及し始めたものです。が、病害耐性だけではなく、美味い焼酎造りにも適した品種であるとされており、今回の受賞によってそれが裏づけられた形になります。
テイスティングしてみましたが、爽快かつ円い味わいで、香りも旨みも素晴らしい。これは間違いなく買いの一本です。
原材料 : さつまいも(国産)・米麹(国産米)
アルコール度数 : 25%