◆蔵元コメント
この焼酎には過去、恐らくどこも使ったことがない原料を使用してします。話はとある偶然の出会いにより焼芋の加工業者様を紹介いただいたところからスタートします。
そこでは様々な品種のさつまいもが焼芋に加工されており、粉砕加工して「焼き芋パウダー」としても製品化されていました。そのパウダーは網目の細かいふるいにかけられるのですが、ふるいに残った芋たちが目に飛び込んできました。
それらは集められて廃棄もしくは飼料となるそうですが、これで芋焼酎造れるのでは?そんなアイデアが発端となり、この「焼芋パウダー」を使用した焼酎造りがスタートしました。
この時に見た赤や紫、黄に橙と、様々な芋の色が混ざり合う鮮やかな色彩は、直感的に蔵の夜を彩る満点の星空を連想させました。それが由来となり、この焼酎を季節の夜空になぞらえて「旱星」と命名いたしました。
焼芋といえばロースト香をイメージされるかと思いますが、今回はそこまで特徴的なロースト香は出ておりません。代わりに様々な芋からなる蒸かした芋の甘い香りと味わいが重層的に表現されています。また、黄麹で仕込んだことにより加わった吟醸香が更にエレガントな余韻をもたらしており、ロックや水割りでゆっくりとお召し上がりいただきたい酒質になっております。
◆ましだやコメント
エキゾチックな芋焼酎が入荷しました。紅ハルカも一部使用されているものの、メインとなる原料芋はなんと焼芋化工場で粉砕処理された7種の芋の焼き芋パウダー!だからといって味がメチャ変わるわけではありませんが、もう一つのユニークな特徴として黄麹仕込みを採用されております。黄麹で仕込まれた焼酎はドライアプリコットやチェリーを思わせるフルーティな吟香が醸し出されます。風変りですがとても美味しい焼酎なので、日常のアクセントとしていかがでしょうか。
原材料 : さつまいも(国産)・米麹(国産米)
アルコール度数 : 25%