◆蔵元コメント
製造中の案内文書より
コガネセンガンに代わる芋として注目の「ミチシズク」ですが、醸造適性や酒質の良さから多くのメーカーで使用されるようになってまいりました。今後の多くのメーカーで使用されることが想像に難く有りませんが、いち早くミチシズクでの製造を開始した弊社としては原料特性をより引き出せるよう、新たなチャレンジ仕込みを行っています。
ミチシズクは焼酎にすると、蒸かしたての芋の香りに加えてハチミツや紅茶のような甘み、香りを有しています。そして、それをより強調できるよう、約40日にもわたる長期発酵に挑戦しています。もろみの香りや音、日々変わる状態を小薗杜氏の経験と勘で見極め、12月中~下旬に蒸留を行う予定です。そして、濾過をせず白濁状態で加水瓶詰。このチャレンジングなひと仕込みを新酒の無垢な状態でお届けし、攻めの姿勢を崩さない天星酒造2025年のご挨拶に替えさせていただければと考えております。初の仕込み中ゆえに風味を詳しく申し上げることは出来ませんが、ミチスズクの持つ可能性の扉を新たに開く一本となるよう、鋭意製造中でございます。
◆ましだやコメント
ミチシズクによるかつて無い長期発酵もろみ。しかも無濾過のにごり仕様という攻めまくった新焼酎です。マジでイカしてる。パンチがある味わいですが、香りも口当たりも上質です。芋好きならぜひお試し頂きたい逸品でございます。
原材料 : さつまいも(国産)・米麹(国産米)
アルコール度数 : 25%